サラリーマンの終着地点

先日、会社にいた時の上司から連絡があった。役員を退任したので、一緒に飲みたいという。この人は、一部上場企業(経歴を見れば会社名もわかるが…笑)の副社長 CTO(Chief Tecnical Officer)を勤めた人である。新しい事業分野を作り上げた人で、会長からの信任も厚かった。結局70歳まで働いて退任した。

私は、この人のスタッフとして、ある分野でとても信頼されていたので、お声がかかった。私もこの人の反骨精神に共感していたし、広く 物事を吸収し、独自の判断をされる姿勢をリスペクトしていた。私はある時期から、会社の肩書きに興味はなかったし、会社以外の活動にチャレンジしており、そういう生き方を認めてくれていて、早期退職する際も暖かく送り出してくれた。

この会社は創業者の親戚が長らく、会長 CEOを勤めていて、すべての決定事項はこの会長に集中している。だから、副社長と言えども、最終決定権は限られていて、中間管理職であることに変わりは無い。もちろん、給与は十分もらえたはずだし、もうこれからは悠々自適だが…70歳である。

不労所得のある人生

月20万円の収入を将来残すための不動産経営について述べてきましたが↓

ここでは、最低必要な頭金や厳しめの経費で見積もっています。

一旦経営を始めたら、いろいろな手が考えられます。
ポイントはいかにキャッシュフロー(残る現金)を確保するかです。
例えば、

  1. 銀行への利率交渉
  2. 入居率(稼働率)を上げる
  3. 自動販売機を設置して、経費を補填する
  4. 管理会社との手数料の交渉
  5. 借り換えをする

など、いろいろな活動をしてみて、キャッシュフローを確保することです。

サラリーマンの常識では、銀行との関係は借金をしている方が弱いと思うかもしれないが、
実は借金の額が大きいほど、銀行への発言権は大きくなる

ビジネスはやってみないとわからないことがいっぱいある。

それが一つ一つ学びとなるのは、どのようなビジネスでも同じである。

キャッシュフローが増やせれば、それを貯めて繰上げ返済をすると、さらにキャッシュフローが増える

→そうすると、物件を買い増しする際の頭金も生み出せる。

どちらを選ぶか?

  1. 年収5000万円だが、自由になる時間はわずストレスは強くてたまには豪遊できる
  2. 年収1000万円だが、ほとんどの時間は自由で、ストレスはなくて好きな行動ができる

1.は働くのをやめると、収入は無くなりますが、2.は働かない、あるいは働けなくなっても収入は入ってきます。

あなたはどっちがいいですか?

もちろん、どっちも目指すという人もいるかもしれません。それもいいと思います。

しかし、高齢になっても(働けなくなっても)維持できるのは 2.ですね。

これは、自分独自の収入システムを作ることで、年金がいくら下がっても
貯金があろうがなかろうが、安心できる体制です

こういう体制を作るのは、10年単位で考えないと無理が出ます。
ですから、遅くともとも40歳代で、望ましくは30歳代でスタートすることをお勧めします。

その際、必ずハードルとなるのが、フォロワー(サラリーマンの指示待ち)マインドで、
事業家(リーダーとして自分がすべて責任を持って決める)マインドへの転換が必要になります。

フォロワーマインドの人は、リスクを過大評価し、「やらない理由」を考えます。
事業家マインドの人は、リスクを正しく認識し、「メリット」を考えます。

ここ乗り越えられれば、あとはすべてうまくいくと言っても過言ではありません。
ただ、マインドは体の拒否反応や不安などと結びついて、新しいことを始めることを邪魔します。
(このことについては、また稿を改めようと思います。)

とにかく、チャレンジする気持ちを、頭で押さえ込まないことです。

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